王さん イチローの「42歳にして今なお、さらなる高みを目指す」姿を称賛

[ 2016年6月17日 05:30 ]

06年の第1回WBCでイチロー(右)と王監督は世界一に輝く(AP)

ナ・リーグ マーリンズ3―6パドレス

(6月15日 サンディエゴ)
 868本塁打の「世界記録」を保持する王貞治氏(ソフトバンク球団会長)は「42歳にして今なお、さらなる高みを目指し突き進むイチロー君の姿は、私を含め世界の野球ファンを魅了するものであり、その闘志あふれるプレーは称賛に値します」と祝福した。

 王氏が77年9月に756本でハンク・アーロン氏のメジャー記録を抜いた際、米国内では「球場が狭い。投手のレベルが違う」と議論を呼んだが、アーロン氏本人が「その瞬間に立ち会いたかった」と祝福し、記録の偉大さが認知された。

 イチローが日本の中心だった06年の第1回WBCで監督を務め、ともに世界一に輝いた王氏は「これからもより一層の活躍を期待するとともに、1本でも多くヒットを増やしてほしい」とエールを送った。

 ▽王貞治の本塁打世界新記録 プロ19年目、37歳だった巨人・王貞治は、1977年(昭52)8月31日の大洋戦(後楽園)の初回、1死一塁で三浦から右翼へ通算755号本塁打。ハンク・アーロンのメジャー記録(当時)に並んだ。そして9月3日のヤクルト戦(同)の3回1死、鈴木から右翼へ。「世界新」となる756号アーチを放った。

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2016年6月17日のニュース