広島・野村 粘ってセ単独トップ8勝目 貯金は今季最多8

[ 2016年6月17日 05:30 ]

<広・西>6回を6安打無失点で8勝目を挙げた野村

交流戦 広島6―0西武

(6月16日 マツダ)
 広島・野村が6回無失点で、リーグ単独トップとなる8勝目を挙げた。大粒の雨の中で持ち味の制球が定まらず、5回まで毎回走者を背負ったが、最後一つのベースだけは踏ませなかった。

 「最低限の先発の仕事ができた。雨に関しては、何も感じないようにというイメージでいきました」

 2回2死満塁は、秋山をシュートで左飛。5回2死一、二塁で鬼崎を二直に仕留め、思わずガッツポーズも飛び出した。苦労を重ねた113球。自身の西武戦での通算成績を5戦4勝(防御率1・62)とした。

 緒方監督からも大絶賛された。「この天候だったから球数はしょうがない。粘り強く投げてくれた。6回をゼロに抑えてくれて100点満点の投球でした」

 チームも12年から続くマツダスタジアムでの西武戦の連勝を8に伸ばした。“お得意様”に予定通り3連勝して、貯金は今季最多の8。例年苦手としている交流戦も残すところ1カード。この勢いのまま駆け抜ける。

 ▼広島・下水流(プロ4年目で初の3安打)最初にヒットが出て、余裕が生まれました。

 ≪あと1勝で7年ぶり交流戦勝ち越し≫広島が西武に3連勝。チームの同一カード3連戦全勝は5月24~26日の巨人戦以来今季3度目。昨年西武プリンスドームで開催された西武3連戦は1勝2敗で負け越していたが、マツダや三次など広島主催で行われる同カードは12年5月30日から9連勝と相性がいい。チームはこれで交流戦3試合を残して8勝6敗1分け。あと1勝すれば7年ぶりの交流戦勝ち越しが決まる。

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2016年6月17日のニュース