そっくり?ロッテの“鉄人”ドラ2関谷 本家・金本猛虎斬る!

[ 2016年6月7日 05:30 ]

似てる?ロッテ・関谷(左)と阪神・金本監督

交流戦 ロッテ―阪神

(6月8日 QVCマリン)
 鉄人が鉄人をやっつける。ロッテのドラフト2位・関谷亮太投手(25)が、8日の阪神戦(QVCマリン)に先発する。5月21日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初登板初勝利をマーク。売り出し中の新人右腕は金本監督に顔が似ていることから、JR東日本時代の愛称が「鉄人」。現在、チーム内でも呼ばれ始めている。

 運命的な対戦。「絶対それ言われると思ったんですよね。ちょっと似ているだけで…。恐れ多いです」と苦笑いしたが、くしくも同じ縦ジマのユニホームを着てプレーする姿は「本家」にそっくりだ。金本監督は現役時代に世界記録となる1492試合連続フルイニング出場を達成。左手首を骨折しながら、ヒットを打ったこともある。

 「本当に凄いなと思う。自分は全然そんなことない」と話すが、25歳右腕も負けていない。これまで大きな故障はせず、日大三、明大、JR東日本と名門チームで投げ続けた。さらに今年1月に都内施設で行った球団の新人体力測定では、11年の測定開始以来、トップの背筋力を計測。背筋力を表す数値525ニュートンメートル(Nm)は、施設関係者によると「(五輪代表クラスの)トップアスリートの平均より、15%ぐらい上の数字」だという。屈強な肉体は、金本監督と重なる。

 開幕は2軍スタートだったものの、5月下旬から1軍昇格。ここまで2試合に先発し、1勝0敗、防御率3・75と安定した投球を続け、先発ローテーションの座を勝ち取った。この日はQVCマリンの室内練習場で50球の投球練習。「試合をつくるのが自分の役割」と話した上で「阪神はベテランと若手のバランスが取れている」と相手打線を警戒した。

 デビュー戦はオリックス・近藤一との「日大三OB対決」、2度目は広島・野村との「明大OB対決」だった。3度目は金本監督率いる阪神と激突。「鉄人対決」でプロ2勝目をつかむ。 (渡辺 剛太)

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2016年6月7日のニュース