中日ドラ1小笠原 オリ打線の内角攻める「乱闘になるのかな…」

[ 2016年6月7日 06:00 ]

ナゴヤドームで全体練習に参加した中日・小笠原

交流戦 中日―オリックス

(6月7日 京セラD)
 7日のオリックス戦(京セラドーム)に先発する中日のドラフト1位・小笠原がナゴヤドームで調整し、2度目のチャレンジとなるプロ初勝利へ意気込んだ。

 「四球を出さないようにしたい。(勝ち星は)そういう欲はあるけど、試合に入ったら目の前の打者に集中すること。初回から全力でいきたい」

 交流戦の開幕投手を任された前回、プロ初登板の5月31日ソフトバンク戦(ヤフオク)では7四球を出しながら5回1安打1失点。勝利投手の権利を得て降板したが、救援陣が打たれて惜しくも消滅。この日は真っ先に四球を課題に挙げた。そしてT―岡田ら好調なオリ打線に「(死球は)乱闘になるのかな…」とつぶやきながら、「(内角へ)ボクもしっかり投げられるように」と、臆することなく攻めの姿勢を貫く覚悟を示した。

 5日の楽天戦では「次の投手に(連敗ストッパーの)プレッシャーはかけられない」と臨んだ先輩・吉見が完璧な投球で勝利を呼んだ。「勝ちたいという気持ちをすごく感じた投球だった。見ていて鳥肌が立ちました。ああいう投球の後でボクも続けられるようにしたい」。チームの高卒新人では89年の今中以来27年ぶりの勝利で、チームの勢いを加速させるつもりだ。 (細川 真里)

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2016年6月7日のニュース