最年長79歳、西岡監督率いる花園大 タイブレークの末サヨナラ惜敗

[ 2016年6月7日 15:39 ]

<花園大・関西国際大>1回1死二塁、山田の先制打で生還した二走・泉(右)を拍手で迎える今大会最高齢79歳の花園大・西岡監督

第65回全日本大学野球選手権第2日・1回戦 関西国際大8―7花園大

(6月7日 神宮)
 今大会最年長の79歳、西岡義夫監督率いる花園大がタイブレークの末逆転サヨナラ負けで姿を消した。今春、3季連続最下位のチームを引き受けると、なんと京滋リーグで初優勝。初めて全国大会まで駒を進めた。

 初回、関西国際大の門野敦也投手に5本の長短打を浴びせ3点を先制。6回も1点を加え4点をリードした。同点に追いつかれたが踏ん張り、試合は延長戦に。1死満塁から始まるタイブレークで3点を奪い、勝利に近づいたかと思われたが、2年生エース大江克哉投手が力尽きた。

 サインは3年生の小林大隼コーチに任せ、ベンチでは孫ほどの選手を温かく見守る。選手交代もコーチに任せ、本来なら疲れの見えた大江を交代させる場面も、選手が「大江で負けたら仕方ない」という思いをくみ取って続投させた。

 「まあ神宮は高校の甲子園と同じ。ここに来れるなんて夢にも思わなかった。もう少し追加点がほしかったが、選手はよくやってくれました」

 おじいちゃん監督の全国1勝はならなかったが、やりきった感は十分だった。

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2016年6月7日のニュース