遠慮はダメ!広島 内角攻め指令「投手・大谷ではない」

[ 2016年6月7日 05:30 ]

小林投手コーチ(右)に頭をなでられる戸田

交流戦 広島―日本ハム

(6月7日 旭川)
 打者・大谷を封じて首位固めだ。広島の小林投手コーチが、7日からの日本ハム3連戦でいずれもDH出場が濃厚な大谷への厳しい内角攻めを厳命した。

 「人気がある選手が打つと、チームが勢いづく。キーになる選手。いい打者には内角を厳しく使いながら行くことが必要。投手・大谷ではないのだし、遠慮する必要はない」

 リアル二刀流で先発マウンドも兼ねている場合なら当てたら申し訳ない…と多少の遠慮もするが、野手のみの出場なら他の選手と同様の扱いをする。打率・359、9本塁打の5番打者を封じ込めるのに必要な配球をするだけだ。

 「どんな打者でも、抑えられている時は“ここを使いながら、ここ”という傾向がある。ストライクゾーンを広く使わないといけない」

 初戦の先発マウンドに立つ戸田も「長打もあるし、技術もバットコントロールもある。しっかり投げないとダメな打者ですし、攻める気持ちを忘れないようにしたい」と言葉は過激ではないが、闘志は秘める。2戦目以降に投げる投手にもつながる快投をするつもりだ。

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2016年6月7日のニュース