“岐阜の至宝”中京学院大・吉川 三塁打 巨人「上位に入ってくる」

[ 2016年6月7日 05:30 ]

<中京学院大・日本文理大>初回2死三塁、中京学院大・山崎の一塁内野安打で三走・吉川(右)が生還しナインとハイタッチ

第65回全日本大学野球選手権第1日・1回戦 中京学院大2―0日本文理大

(6月6日 神宮)
 中京学院大の吉川が全国デビューで強烈な輝きを放った。初回1死三塁で中越えの先制三塁打。

 「夢の舞台で鳥肌が立った。最高の形で勢いがついた」と、遊撃守備でも軽快なプレーを連発した。2年冬に参加した大学日本代表候補合宿で「人生が変わった」という。スーパーで総菜を並べるアルバイトをやめ、体づくりに専念。岐阜リーグ通算116安打はOBの広島・菊池の106を上回る。巨人の山下哲治スカウト部長は「守備範囲が広い。当然、(ドラフトの)上位に入ってくる素材」と評価。岐阜の至宝がドラフト戦線の主役に躍り出た。

 ▼日本文理大・川添主将(キャンパスは大分市。熊本地震では車中泊を強いられた選手も)神宮でいつも以上に緊張があった。あと一本が出なかった。

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2016年6月7日のニュース