青木 上昇マルチ 最近5戦&10戦打率・333「まだやれる」

[ 2016年3月30日 05:30 ]

<マリナーズ・ロイヤルズ>初回、一塁内野安打を放つマリナーズ・青木

オープン戦 マリナーズ6―4ロイヤルズ

(3月28日 ピオリア)
 本番モードに入ってきた。マリナーズの青木が28日(日本時間29日)、古巣のロイヤルズ戦に「1番・左翼」で先発。3打数2安打をマークし「久しぶりにコントロールが良く、コンビネーションで抑える投手とやれたので良かった」と手応えを口にした。

 初回は一塁への当たり損ねのゴロだったが、快足を飛ばして内野安打に。続く3回の打席では直球を捉え「しっかりパチンと打てた」と左前に力強い打球を運んだ。マルチ安打は3試合ぶり3度目。12、13年にブレーブスで2桁勝利を挙げた右腕メドレンを攻略したことに価値がある。

 今オープン戦の通算打率は・275だが、最近10試合、5試合はいずれも・333と仕上げてきた。開幕を1週間後に控え「基本の形はできている。(ここから)大きく変わることはないが、まだやれることはある」と表情を引き締めた。打撃フォームも日々、微調整を続けている。

 初回には二盗に失敗したが、今オープン戦で初めて試みた盗塁で本番に備えた。「捕手の肩も良かったし、クイックも速い投手だったから仕方ない。公式戦のためにデータを入れたので良かった」。オープン戦は残り4試合。新天地で不動の1番打者としてけん引すべく、感覚を研ぎ澄ませていく。 (石井孝尚通信員)

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2016年3月30日のニュース