試合前に平田負傷で急きょ出場 中日ナニータ 勝利呼ぶ同点打

[ 2016年3月30日 05:30 ]

<中・広>6回1死二、三塁、ナニータが同点の右翼線2点二塁打を放つ

セ・リーグ 中日4―2広島

(3月29日 ナゴヤD)
 試合前に左股関節を痛めた平田に代わり「5番・左翼」で今季初先発した中日・ナニータが、同点打。

「とにかくストライクゾーンに来た球を積極的に打とうと。状態は去年よりいいし、いつでも準備はしていた」

 0―2の6回1死一、三塁。右翼線へ今季初安打を放ち、二塁ベース上でガッツポーズ。続く高橋も勝ち越しの中越え適時二塁打、杉山も右前適時打で続いて4―2。逆転劇の流れを作った。

 痛みに悩まされていた左肘を昨年8月に手術。オフは肉体改造にも取り組み「肘も万全で自分のスイングが出来ている」と手応えを感じている。来日1年目の昨季はヒップホップ系だった打席での登場曲も「森さん(ヘッド)が変えた方が良いって。ボク(の出身)がドミニカだからラテン系の曲がかかると思っていたみたい。自分を日本に呼んでくれた人だから応えたかった」と今季からラテン系の曲に変更。ノリノリで打席に入り、好結果を生んだ。谷繁監督も「打ってほしいところで打ってくれた。ナイスバッティング!」と賛辞を送った。 (細川 真里)

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2016年3月30日のニュース