広島ドラ2横山 8回途中3失点で初登板初勝利 球団史上3人目快挙

[ 2016年3月30日 21:15 ]

<中・広>広島の先発・横山

セ・リーグ 広島11―3中日

(3月30日 ナゴヤドーム)
 頼もしい新人がまた出てきた。広島のドラフト2位ルーキー・横山が中日戦に先発し、8回途中まで投げ3失点でプロ初白星を挙げた。3月中に広島の新人が初登板初勝利を挙げるのは52年の大田垣、14年の九里に次ぎ3人目となる。

 初回は安打と死球で2死一、二塁のピンチを招いたものの、ナニータを右飛に打ち取り立ち上がり無失点。勝利投手の権利が懸かった5回は2死球から無死満塁とされたが、落ち着いて二ゴロ併殺に打ち取り、1失点でしのいだ。

 8回に2失点して降板したものの、7回2/3を投げ7安打2奪三振6四死球で3失点。カットボール、フォーク、チェンジアップ、カーブをテンポ良く投げ込み、中日打線に的を絞らせなかった。

 打線は2回に天谷の適時二塁打や横山のスクイズなどで3点先制。5回には3打数連続適時打などで4点、6回にも2点を追加し、プロ初登板の新人に大量援護をプレゼントした。

 広島は27日のDeNA戦でドラフト6位のオスカルが新人で12球団一番乗りの白星。さらに4月1日の巨人戦(マツダ)ではドラフト1位の岡田が先発予定だ。ドラフト5位の西川も三塁の守備固めとして既に4試合に出場し、27日のDeNA戦では三塁打も放った。開幕早々新人たちが大きな存在感を放っている。

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2016年3月30日のニュース