古豪・高松商、55年ぶり決勝進出!延長11回の接戦制した

[ 2016年3月30日 15:45 ]

<秀岳館・高松商>延長11回2死一、三塁、高松商・植田響は中前に勝ち越し適時打を放つ

第88回選抜高校野球大会第10日・準決勝 高松商4―2秀岳館

(3月30日 甲子園)
 第88回選抜高校野球大会の第10日は30日、準決勝の2試合が甲子園球場で行われ、第2試合は20年ぶり26回目出場の古豪・高松商(香川)が延長戦にもつれ込んだ激闘の末、4―2で13年ぶり2回目出場の秀岳館(熊本)に競り勝ち、55年ぶりの決勝進出を果たした。

 追いつかれても粘り、最後に執念で引き離した。延長11回、1死から荒内が絶妙なバントヒットで出塁すると、続く米麦の三ゴロが敵失を誘い一、三塁に。そして植田響が中前に適時打を放って勝ち越し。さらに美濃の左越え適時二塁打で加点した。 

 先手を奪ったのは高松商だった。4回、荒内の右前打と二盗で2死二塁とすると、5番・美濃が左前に適時打を放って先制した。6回には先頭・荒内の四球から暴投などで1死三塁とし、植田響が左犠飛を放って無安打で追加点を挙げた。

 6回に守りのミスもあり同点に追いつかれたが、先発・浦が粘りの投球。最後まで1人で投げ切り、チームを決勝舞台へと導いた。

 秀岳館は2点を追う6回2死一塁から天本が左翼線適時二塁打を放つと、続く広部の遊撃内野安打に敵失が加わり、二走・天本が生還し同点に追いついた。だが、その後は得点を奪えず、初の決勝進出はならなかった。

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