智弁学園 土壇場4連打で劇勝「諦めなかった選手をほめたい」

[ 2016年3月30日 14:10 ]

<智弁学園・龍谷大平安>9回、納のサヨナラ中前打で勝利し、歓喜の智弁学園ナイン

第88回選抜高校野球大会第10日・準決勝 智弁学園2―1龍谷大平安

(3月30日 甲子園)
 劇的な逆転サヨナラ勝ちで春夏通じて初の決勝進出を決めた智弁学園の小坂監督は「最後まで諦めずに一所懸命やってくれた選手をほめたい」と興奮気味に声を震わせた。

 智弁学園は8回まで8安打を記録するも無得点。しかし、1点を追う9回1死から下位打線の3連打で満塁とすると、先頭の納がセンター前に打球を運び、2人の走者が生還。土壇場で試合をひっくり返し、一昨年の覇者・龍谷大平安を下した。

 最後の場面を「まさか4連打が出るとは思わなかった」と振り返る小坂監督。「終盤に粘り強い」とチームを分析する指揮官は、「相手に行きかけた流れを止めてくれた」と3回に2点目を防いだセンター・青木の本塁への送球を高く評価した。

 10回目の出場で初の決勝進出。2006年から母校でもある智弁学園の指揮を取る小坂監督は「ここまできたら、次の相手にしっかりと向かって行きたい」と力強く意気込みを語った。

続きを表示

2016年3月30日のニュース