江夏氏 高山にほれ込んだ「オレに聞いてくる気持ちが意欲的」

[ 2016年2月7日 06:30 ]

江夏氏(左から2番目)によるナイン達への講演会

 7日から阪神の安芸2軍キャンプで臨時投手コーチを務めるOBの江夏豊氏(67)が6日、安芸市内の宿舎に合流した。1軍臨時コーチを務めた昨春に続く後輩指導。夜には特別講義を開き、初対面したドラフト1位・高山(明大)の姿勢にほれ込んだ。

 「俺に質問した選手?高山だな。“現役時代、どんなバッターが怖かったですか?”と聞いてきた。俺に聞いたところで自分のバッティングに何もプラスにならないだろうけど、オレに聞いてくる気持ちが意欲的で、うれしいよ」

 投手だけでなく野手や首脳陣も含めて全員が参加した約1時間の“江夏塾”。濃密な時間の中、投打の境を飛び越えて積極的に問いかけた高山の姿にうなずいた。若虎全員に向けては「勝ち取ってプロ野球選手になったんだから」と自信を植え付け、特に投手陣には「キャッチボールの大切さ」を説いた。

 93年に覚せい剤取締法違反で現行犯逮捕されて懲役2年4カ月の実刑判決を受けた過去を持つ江夏氏は、球団の配慮で清原和博容疑者が覚せい剤所持容疑で逮捕された騒動に触れることはなかった。

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2016年2月7日のニュース