山田久志臨時コーチ 昨秋サイド転向・高木にサブマリン道伝授

[ 2016年2月7日 09:00 ]

伝説のサブマリンがよみがえる?高木伴(右)に、横手からの体の使い方を熱心に指導する山田氏(左)

 オリックスの宮崎キャンプに臨時コーチとして参加した山田久志氏(67)が、合流初日から熱血指導した。

 現役時代に通算284勝を挙げた伝説のサブマリンは、福良監督の要望もあり、ブルペンで2年目の高木に密着。昨秋にサイドスローに転向した右腕を手取り足取り指導し、自らネットに4球投じて手本を見せる一幕もあった。

 往年のフォームは健在で、福良監督も「血が騒ぐのかな。伴(高木)より(フォームが)きれいだったね」とウットリ。山田氏は「サイドの投げ方をまだ理解していない」と説明。もっと腰をねじる、リリースポイントだけ力を入れる、など改善点を授けた。個別練習でもシャドーピッチングに約40分間付き合った。

 高木は「すごくフレンドリーに話していただいた」と感謝。右肩手術明けの比嘉の復帰時期が未定なだけに、福良監督も「比嘉の代わりができたら最高」と期待した。

 阪急OB会長も務める山田氏は「目につく若手が何人かいる。戦力になってくれれば」。最後は金子や平野らとも会談し、後輩たちに常勝軍団だった阪急の“勇者魂”を伝授した。(鶴崎 唯史)

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2016年2月7日のニュース