逆境の連続…阪神・西岡重圧に勝つ 覚悟の3年目「結果求められる」

[ 2015年3月27日 07:15 ]

サードでノックを受ける西岡(手前)と新井

セ・リーグ 阪神―中日

(3月27日 京セラD)
 結果を残して、必ず虎に恩返しする―。開幕戦に「3番・三塁」で先発する阪神・西岡が26日、京セラドームで約2時間の練習を行った。右肘の手術や、沖縄・宜野座キャンプでの上本との二塁争い、そして慣れない三塁へのコンバート、オープン戦での打撃不振…。昨秋から今春にかけて逆境の連続だった。その困難を乗り越えた背番号7は、強い口調で言葉を並べた。

 「今年はしっかりと結果を求められる1年。非常にプレッシャーのかかる1年になる。結果を残さないといけないという気持ちが強い」

 宜野座キャンプ最終日だった2月25日、三塁へ本格転向した。まだ1カ月しか経っていない中でも、百戦錬磨の西岡はきっちりと仕上げてきた。この日、新井と受けたノックでも軽やかな動きを披露。右肘手術の影響がぬぐい切れないスローイングも、現状何の問題もない。03年にロッテへ入団し、今年がプロ生活13年目。何度経験しても「開幕」という二文字は特別なものだという。

 「毎年開幕の日というのはモチベーションが高い。その高いモチベーションの中で、地に足がつかないのが開幕の日、と感じているからね」

 開幕3戦目に福留と激突し、大けがを負った悪夢からまもなく1年。シーズンはわずか24試合の出場に終わりながら、仲間がポストシーズンへ連れて行ってくれた。常々口にする周囲への感謝の思い。それは今年も変わらない。

 「(三塁も)初めてのこと。プレッシャーになるけど、慣れない場所でも使ってもらえる。監督の起用に応えて、チームに恩を返したい」

 逆襲、恩返し、完全復活…。多くのテーマを胸に秘め、西岡の猛虎3年目が幕を開ける。

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