オリ中島 モヒカン出陣!古巣と“決別”ブーイングも「気にしない」

[ 2015年3月27日 06:12 ]

サイドを刈りあげたモヒカンヘアで練習する中島

パ・リーグ 西武―オリックス

(3月27日 西武プリンス)
 オリックスの中島裕之内野手(32)が、古巣・西武との開幕戦について、思いを語った。3年ぶりに復帰した日本球界の開幕が、くしくも西武プリンスドーム。「一番最初でよかったんちゃいますかね。一度ここで終わって、またここで開幕するんだから、ええんちゃいますか」。柔らかい口調ではあるが、かつての思い出と決別し、『中島伝説第2章』の幕開けを宣言した。

 01年に西武に入団し、12年オフにメジャー挑戦するまで、12年間を過ごした。プロ入り後に投手から遊撃手に転向すると、1380安打を放ち、日本屈指の遊撃手に成長。その過程を見守った西武ファンも、今からは敵になる。復帰戦でブーイングを浴びる可能性もあるが、「それはいい。どう思われようが気にしない」とキッパリ。オリックスを優勝へ導く思いを、改めて強くした。

 散髪を済ませ、この日から宮崎キャンプイン時に話題を集めた「モヒカンヘア」で登場。さらに、22日の阪神戦(京セラドーム)以来となる打撃練習も再開した。理由については「いろいろあります。シーズン中に打たない日もありますから」と詳細は明かさなかったが、フリー打撃で快音を残し、問題はなさそうだ。

 27日は「5番・一塁手」での先発が濃厚。開幕戦では10、11年に本塁打を放つなど相性が良く、10~12年の3年間は10打数5安打6打点の開幕男だ。気持ちの高ぶりには「試合前になってきたら、もっと興奮してくると思う。それまでそっとしておいてください」と笑ったが、森脇監督は「(中島ら新戦力に)新しく入ったという感じがしない。何年も前からうちにいる感じだ」と頼もしく見つめた。昨年、わずか勝率2厘差で逃した優勝へ、穴は中島が埋めてくれそうだ。

 ▼オリックス・ディクソン(エース金子に代わって開幕投手に抜てき)西武の打者は全員いいので、1人も気が抜けない。チームが勝てる投球をしたい。

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