大谷、初の開幕投手は6回途中でアクシデント降板 勝ち投手の権利はあり

[ 2015年3月27日 20:09 ]

<日・楽>6回途中、厚沢コーチが×を出し、降板する大谷

パ・リーグ 日本ハム―楽天

(3月27日 札幌D)
 日本ハムの大谷が自身初となる開幕投手を務め、楽天打線に対して5回2/3を投げたところで右足ふくらはぎがつるアクシデントに見舞われ降板した。

 オープン戦ではなかなか調子の上がらなかった大谷だったが、ようやく21日の巨人戦で3回無失点と好投。開幕直前にようやく本来の姿を取り戻し、上り調子で初の大役を迎えた。

 07年のダルビッシュ以来となる高卒3年目での開幕投手。栄誉あるそのマウンドで大谷は試合開始から力強く腕を振り、2番・ウィーラーとの対戦ではいきなり159キロを計測した。

 その初回は無失点スタート。しかし、2回に制球を乱した大谷は2つの四球と犠打野選で1死満塁のピンチを招くと、藤田に右犠飛を許してしまう。

 しかし、その後は安定した投球を見せ、チームは5回に楽天の先発・則本から3得点を奪い逆転に成功した。

 6回には再び159キロを計測した大谷。しかし、この回に松井稼へ左前打を許したところで足を気にする素振り。一度、ベンチ裏に引き上げ、再びマウンドに戻り投球練習を行ったが、栗山監督は無理をさせず、球審に2番手・谷元をコールした。

 結局、大谷は5回2/3を投げ、3安打6奪三振1失点という内容。現在は、ベンチ裏右足ふくらはぎの様子を見ているという。

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