木更津総合、逆転負けで44年ぶり8強ならず 14安打も13残塁に泣く

[ 2015年3月27日 12:05 ]

静岡に敗れ、グラウンドに向かい一礼する木更津総合ナイン

第87回選抜高校野球大会2回戦 木更津総合2―4静岡

(3月27日 甲子園)
 44年ぶり2回目の出場となった木更津総合(千葉)は、8安打の相手を上回る毎回の14安打を放ちながら要所を静岡の2年生エース村木に抑えられ、44年ぶりの8強入りを逃した。

 3回に先頭の9番・早川の安打と犠打で1死二塁としてから2番・石井の中前打で先制。逆転された直後の4回には2死三塁、6回には2死二塁、7回には2死一、二塁、8回には2死満塁と毎回のように得点圏へ走者を進めたが、あと1本が出ず、1点を追加された9回にようやく1点を返しただけにとどまった。

 五島卓道(ごしま・たくどう)監督(60)は「ヒットはたくさん出たが、ノーアウトからの出塁が少なかった」と振り返り、「各打者の勝負が1球遅かった。初球からいってほしかったが、焦って2球目を打ちにいっているシーンが多かった。試合前は直球を狙う指示を出していたが、途中から緩いボールを交えられ、緩いボールのイメージが残ったまま直球が来て難しかったかもしれない」と悔やんだ。

 投げては2試合連続で先発した早川が、昨秋の東海大会覇者で今大会出場校中トップのチーム打率を誇る静岡打線に6回途中まで8安打を浴びたが、「コントロールが今ひとつだったが、3失点なので悪くはない」と五島監督。6回無死一塁から登板した2番手・鈴木が9回に四球と暴投などで1点を失ったものの、4回無安打投球を見せただけに、かみ合わない打線に悔いが残る敗戦となった。

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