安打数上回りながら…大曲工・阿部監督脱帽「勉強になりました」

[ 2015年3月27日 16:18 ]

浦和学院に敗れ、応援席へあいさつに向かう大曲工ナイン

第87回選抜高校野球大会2回戦 大曲工1―5浦和学院

(3月27日 甲子園)
 大曲工(秋田)は初回に2番・赤川の左越えソロで先制したものの、その後は浦和学院(埼玉)の左腕エース江口に要所を抑えられ、相手の8安打を上回る10安打を放ちながらも敗れ去った。

 阿部大樹監督(44)は赤川の先制弾を「チームを勢いづけてくれた一撃だった」と振り返りつつ、「もう少し、私がしっかり選手を動かして1点を取るしつこさを出せば、もっと打線がつながったのかもしれないが、ただ打つだけになってしまった。そこは私の反省です」と悔やんだ。

 大曲工は、赤川の本塁打以外の9安打すべてが単打だったが、2年前のセンバツ覇者でもある相手の浦和学院は8安打中3本が長打。それをすべて得点につなげ、ソツのない走塁や好守備も光った。阿部監督は「しぶとさ、どっしりとした根っこの強さは勉強になりました。1人1人のスイングも速いし、内外野の返球の強さもとても印象的でした」と相手を称えた。

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2015年3月27日のニュース