初戦11回完封の江口、被安打10も1失点「野手が守ってくれた」

[ 2015年3月27日 16:32 ]

大曲工戦で完投した浦和学院・江口

第87回選抜高校野球大会2回戦 浦和学院5―1大曲工

(3月27日 甲子園)
 浦和学院(埼玉)が、優勝した13年以来2年ぶりとなる8強入りを決めた。

 1回戦の龍谷大平安(京都)戦で延長11回を完封した左腕エース江口が、初回に先制ソロ本塁打を浴びた以外は要所を締めて9回10安打1失点で切り抜ければ、打線は効果的な場面で長打を放って大曲工(秋田)に貫録勝ち。

 森士(もり・おさむ)監督(50)は「前半は押されっぱなしで、相手が素晴らしい打線を持っているなぁと圧倒されてました」と苦笑いまじりに話したが、徐々に調子を上げたバッテリーに「よく粘ってくれたと思う」と目を細めた。

 2試合連続完投勝利の江口は、先制ソロを許した場面を「初回だったので切り替えていこう、と。崩れないことが大切だと思って投げ続けました」と振り返り、1人の走者も出さなかったのが8回の1イニングだけと苦しんだマウンドを助けてくれたバックの再三の好守に感謝。「野手が守ってくれた。これが一番大きかったです」と笑顔だった。

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2015年3月27日のニュース