ソフトB 雪辱の1勝 武田の好投、デホ弾でタイに

[ 2014年10月26日 21:14 ]

好投のソフトバンク・武田は柳田(左)と笑顔でハイタッチ

日本シリーズ第2戦 ソフトバンク2―1阪神

(10月26日 甲子園)
 日本シリーズ(7試合制)第2戦は26日に甲子園球場で行われ、ソフトバンクが接戦をものにし初戦の雪辱を晴らした。先発・武田が6回2死まで完全投球で阪神打線を翻ろう。4回までに奪った2点を投手陣が守り切って対戦成績を1勝1敗のタイとした。第3戦は移動日を1日挟み、28日にヤフオクDで行われる。

 虎党で黄色に染まった甲子園で、先手を奪ったのはソフトバンクだった。初回、先頭・柳田の中前打と犠打で1死二塁から内川が左前適時打。阪神の先発・能見に対し、わずか5球で先制点を奪った。4回には李大浩の左越えソロ本塁打でリードを広げた。

 このリードを3年目右腕・武田が抜群の投球で守った。生涯初という“聖地”甲子園のマウンドで躍動し、5回2/3まで1人も走者を出さない完全投球。6回2死から初安打を許し連続長短打で1点を失ったが、7回を108球、3安打1失点の堂々たる内容で救援陣に後を託した。8回は五十嵐、9回はサファテが締めて逃げ切った。

 阪神は6回2死まで打線が完全に沈黙していたが、代打・狩野がチーム初安打となる左前打で出塁すると、続く西岡が右翼線に適時二塁打を放って1点差に詰め寄った。だが、奪った得点はこの1点のみ。9回に無死一塁の好機をつかんだが生かせず惜敗。CSから続いていたポストシーズンの連勝は6でストップした。

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