最強４＆５番だ！マートン　ダメ押し打　ゴメスの後にいるから強い

＜神・ソ＞５回２死一、二塁、適時二塁打を放つ阪神・マートン

日本シリーズ第１戦 阪神６－２ソフトバンク

（10月25日 甲子園）
　ゴメスに続く。もちろん阪神・マートンだ。５回２死一、二塁から中堅・柳田の頭上を越す２点二塁打。「追い込まれたカウントだったから、コンパクトに打ち返そうと考えていた。パピー（ゴメス）もよく走ってくれた」と笑顔で振り返った。

　１ボール２ストライクから粘る。６球目の外角スライダーをファウル。スタンリッジは７球目も同じ球種、コースを２球続けた。セ・リーグ首位打者のマートンに通用するはずもなく、完璧に捉えて降板に追い込んだ。

　元同僚へのリベンジ。スタンリッジには６月９日の交流戦で４打数無安打２三振に抑え込まれ、完封も許した。ソフトバンクの日本シリーズ進出時には携帯で祝福メールを送ったが「日本シリーズではタイガースが勝つ」と雪辱に燃えていた。

　来日５年目の初舞台。心強い味方は家族だ。「家族は全試合来るよ。スペシャル、チャンス！」。シリーズ前夜は家族とハロウィーンパーティーを開催して英気を養い、４打数２安打２打点の活躍につなげた。「あと３勝ある。一戦一戦戦っていくだけ」。ゴメスの後に頼もしい５番がいるから、阪神は強い。