ロイヤルズ 鉄壁リレー連勝!救援4投手無安打リレー

[ 2014年10月26日 05:30 ]

<ジャイアンツ・ロイヤルズ>9回、最後の打者ペンス(左)を投ゴロに打ち取るホランド(AP)

ワールドシリーズ第3戦 ロイヤルズ3―2ジャイアンツ

(10月24日 サンフランシスコ)
 ワールドシリーズは24日(日本時間25日)、サンフランシスコに舞台を移して第3戦が行われ、ロイヤルズがジャイアンツに3―2で競り勝ち、2勝1敗とした。先発したジェレミー・ガスリー投手(35)が5回0/3を2失点。救援陣は守護神グレグ・ホランド投手(28)まで4人で無安打リレーを演じ、敵地初戦を制して連勝。青木宣親外野手(32)は出場しなかった。

 9回。ホランドは中軸3人を8球で片付け、グラブを軽く叩いた。救援4人が無安打リレー。守護神は「全員が恐れることなくストライクゾーンを攻め続けている」と胸を張った。自身は昨年の上原(レッドソックス)らと並び、メジャー最多記録となる同一ポストシーズン7セーブ目。記録更新が視野に入った。

 ネド・ヨースト監督は3―0の6回、先発ガスリーが先頭から連続長短打を浴びて1点を失うと「この救援陣がいるのだから(逆転されて)負けるわけにはいかない」と迷わず継投策に出た。2番手へレラは最速101マイル(約163キロ)をマークし、新人フィナガンも力投。今季71試合で防御率1・00のデービスからホランドへつないだ。

 ガスリーはワールドシリーズ史上初となる無四球&奪三振ゼロの先発勝利。母親が日系人で、11月の日米野球で来日予定の右腕は「三振を取ろうと思ったけど、2ストライクから相手がいい打撃をしたんだ」と笑顔で話した。青木を先発から外す守備重視の布陣も、強力な投手陣がいるからこそできる。

 ≪V確率70%≫ロイヤルズは救援4投手で4回を無安打。ワールドシリーズで救援投手が4回以上を無安打に抑えたのは1992年のブルージェイズ(4回2/3)以来、史上4度目。また、7回戦制の同シリーズでは、1勝1敗から第3戦を取った54チームのうち70%にあたる38チームが頂点に立っている。データ上でもロ軍が大きく優位に立った。

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