松井裕 プロ初完投!援護なく黒星も星野監督に成長見せた

[ 2014年10月6日 05:30 ]

<日・楽>敗れたものの初完投した楽天の松井裕

パ・リーグ 楽天0―1日本ハム

(10月5日 札幌D)
 今季最終登板で記念すべきプロ初完投。しかし、楽天・松井裕は黒星を喫した悔しさからか、無言で球場を後にした。代わって、星野監督は「向こうの打撃が淡泊だったとはいえ、いい経験にはなった」と目を細めた。

 日本ハム・大谷との初めての投げ合いで、5回まで無失点に抑えた。0―0の6回に陽岱鋼に先制打を浴びたが、8回4安打1失点、6奪三振。打線の援護がなく敗れたものの、課題の制球面もわずか1四球と成長の跡を見せた。

 桐光学園2年時の夏の甲子園で1試合22奪三振の大会記録を樹立。一躍注目を浴び、昨年のドラフトで5球団の競合の末に楽天に入団した。2軍降格や中継ぎも経験し、1年目は4勝8敗、防御率3・80だった。「1軍で経験できたことを、来季への糧にしなければいけない」。そう話していた18歳。来季につながる「完投負け」だった。

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2014年10月6日のニュース