阪神・梅野 セ初新人CSマスク狙う「ホームだけは踏ませない」

[ 2014年10月6日 08:05 ]

ティー打撃をする阪神の梅野

 セ界初の偉業に挑む。阪神・梅野が5日、甲子園での指名練習に参加し、リーグ初となる「新人でのCSマスク」へ闘志をたぎらせた。2ステージ制となった04年以降のプレーオフ・CSでマスクをかぶった新人捕手は05年第2ステージ3戦目の領健(=加藤領健、ソフトバンク)、09年第2ステージ1、3、4戦目の大野(日本ハム)、13年ファーストS1、2、ファイナルS3戦目の田村(ロッテ)のパ・リーグの3選手しかいない。

 セ・リーグではCSが導入された07年以降、ルーキーが扇の要を託された事実はない。梅野は「ベンチにいるかもしれませんが…」と苦笑いしながらも、歴史の扉を開く瞬間に向けて、強い意気込みを口にした。

 「普通の試合とは違うので、緊張感はありますね。その中でも、ホームだけは踏ませないように。捕手として、当たり前にやれることをしっかりやりたいですね」

 7月の声を聞くと同時に正捕手の座を確かなものにしたが、順位争いが激しくなった9月以降は鶴岡に先発マスクを譲る機会が増えた。それでもメッセンジャーや岩田を巧みにリードし、勝利に導き続けてきた事実は変わらない。打率も・197と低調ながら、持ち前のフルスイングや長打力が相手に与える脅威は大きい。ただでさえ勢いがものをいう短期決戦。梅野が主役に躍り出る可能性は決して低くない。

 「雰囲気はガラッと違うと思う。初めてのことで緊張はすると思うけど、できることをやる」

 福岡で育ってきた。地元のソフトバンクが何度もポストシーズンに出場しているものの「ニュースで見るくらい。1回から9回までずーっと見たことはないですね。プロ野球も、目指すべき場所ではありましたけど、そこまで興味はなかった」。今は違う。立派に1シーズンを戦い抜き、なくてはならない選手になった。何万人もの虎党の思いを背負い、出陣の時を待つ。「リーグ初」の冠を感じさせぬほど、存在感を見せつける舞台にする。

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