ダルにウエーバー手続き 地元紙「形式上」トレード可能性低く

[ 2014年8月20日 05:30 ]

 米CBS局の電子版は18日付で、レンジャーズのダルビッシュがウエーバー手続きを取られ、トレードが可能になったと報じた。申請から48時間以内に獲得に名乗りを上げる球団は現れず、今後は全球団と交渉が可能。

 ただ、実際にトレードされる可能性は低い。レ軍は他にも主砲のA・ベルトレや秋信守(チュシンス)、アンドルス、リオスら主力の大半をウエーバーにかけた。ダルビッシュは右肘の炎症で故障者リスト(DL)入りしており、リハビリ中でもある。この時期の主力のウエーバー申請は現実的なトレード交渉よりも、将来的に移籍話が浮上した際の交換相手など、他球団の出方で選手の市場価値をはかるのが狙い。地元紙ダラス・モーニングニューズも「形式上の手続きで契約に結びつくものではない。カブスは8月に入り、全選手をウエーバーにかけた」としている。

 ≪GMも復帰慎重≫レ軍のジョン・ダニエルズGMが、ESPNの地元ダラスFM局のラジオ番組に出演し、あらためてダルビッシュに無理はさせない考えを示した。同GMは「来年以降に目を向ける時。これは我々の判断だが、今は彼に投げてほしくない」と語った。今季中に復帰できるかについては「それは分からない。体に何の問題もなくなれば可能性はあるが、まずは肘を休め、その回復次第だ」とした。

続きを表示

2014年8月20日のニュース