東海大四 超スローボール西嶋、自責0も涙

[ 2014年8月20日 05:30 ]

<東海大四・山形中央>7回、東海大四・西嶋が山形中央・阿部に投じた山なりのスローカーブ

第96回全国高校野球選手権2回戦  東海大四0―2山形中央

(8月19日 甲子園)
 東海大四・西嶋の夏が終わった。延長10回に味方の4度の悪送球も絡んで2失点。自責点0で敗れた1メートル68の小さな大黒柱は「最後に甘さが出た。悔しい。チームに申し訳ない」と滴り落ちる大粒の汗に涙が混じった。

 1回戦の九州国際大付(福岡)戦では計測不能の山なりスローカーブで魅了した。しかし、一部で「投球術ではない」と指摘され、これらの声にレンジャーズのダルビッシュがツイッターで擁護するなど、一躍注目を集めた。この日は「フォームが小さくなっていた。一度、気持ちをリセットしたかった」と、7回2死から1球だけ投じ、スタンドを沸かせた。

 思わぬ「騒動」に巻き込まれたが、超スローカーブへの自信も深めた。「緩急や(力を)抜いたボールを使えば抑えられると感じた。これからも投げていきたい」と話し、甲子園を後にした。

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2014年8月20日のニュース