ナーブソン あと6人でノーノー逃し「7回で終わってくれないかなと」

[ 2014年8月20日 22:04 ]

<ヤ・巨>力投するヤクルト先発のナーブソン

セ・リーグ ヤクルト2―1巨人

(8月20日 神宮)
 巨人打線を7回まで無安打で抑えて迎えた8回。先頭の片岡に中前打を許して無安打無得点の達成を逃し、さらに2死二塁からは、長野に中前に運ばれ来日初となる完封も消えたヤクルト・ナーブソンは、マウンド上では思わず頭を抱えた。

 それでも試合後は「7回で終わってくれないかなと思っていたんだ」と茶目っ気たっぷり。8回2安打1失点、来日最多の123球の熱投に「8回に、強い気持ちを持ってピンチを退けられたこと。きょうはそこにつきる」と胸を張った。

 初回に2四球、2回にも先頭を四球で出すなど制球が安定せず「調子はよくない」と思いながらの立ち上がりだったが、徐々にリズムを取り戻して着実にアウトを重ねた。女房役の相川も「緩急をうまく使って、打者の狙いを外していた」と、うなった投球術。日本語で「ありがとうございました」とファンの声援に応えた左腕には納得の表情が満ちていた。

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2014年8月20日のニュース