平野佳やられた 伏兵・田村にサヨナラ打浴びる

[ 2014年8月20日 05:30 ]

<ロ・オ>>9回2死二塁、サヨナラとなる適時打を田村に許したオリックス・平野佳はうつむきながらベンチに戻る

パ・リーグ オリックス3-4ロッテ

(8月19日 QVC)
 守護神が伏兵の一打に屈した。同点で迎えた9回2死二塁。オリックスの平野佳が、この打席前まで打率・143だった高卒2年目捕手・田村にサヨナラの中前適時打を浴びた。

 執念は届かなかった。2点を追う8回無死一塁、ペーニャが左越えにリーグトップを独走する27号の同点2ラン。8回から佐藤達、平野佳と勝利の方程式を繰り出したが、球団シーズン記録の33セーブに並んでいる右腕が痛打を浴びた。高山投手コーチは「平野が打たれたら、仕方ない」としたが、打たれた相手が意外な打者だったことも事実だった。

 森脇監督は「本当に優勝争いをしていこうと思ったら、しのぎきる力、もぎ取る力が、もう一つ足りないと教えてくれた試合」と冷静に敗戦を振り返った。痛さ、悔しさを成長に変えていけば、敗戦にも意味はある。

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2014年8月20日のニュース