幸運1勝で巨人に0・5差!阪神・和田監督「こんなこともあるんだ」

[ 2014年8月20日 21:55 ]

<神・中>和田監督(左)から肩をもんでねぎらわれる岩田

セ・リーグ 阪神3―1中日

(8月20日 京セラD)
 相手のまさかの落球で、大きな勝利が転がり込んだ。阪神・和田監督は「ラッキーでしたが、あそこで勝負かけましたので。“こんなこともあるんだ”という点だったが、準備してくれている関本、新井が打てない中でも内容ある打席で。そういう思いが、執念ですね、上本の当たりは」と振り返った。

 1―1で迎えた7回だった。マートンの右前打と新井良の四球で1死一、二塁と勝ち越し機をつかんだ。ここでベンチが動く。代打・関本は空振り三振に倒れたが、続く代打・新井は四球を選んで2死満塁に。チャンスを広げて打席には上本。内角の直球をすくい上げた飛球は左中間へ。これを中日守備陣がまさかの落球で、2点を勝ち越した。

 この勝ち越し点をベンチで喜んだのは岩田だった。「必ず点を取ってくれると思っていました」。7月21日の巨人戦(甲子園)で白星を挙げて以降、後半戦に入って3戦3敗と苦しんでいた。この日は2回の1死満塁のピンチを併殺でしのぐとリズムに乗った。7回を4安打1失点。1カ月ぶりの今季9勝目に「一つ一つ勝つのってこんなに大変なんだと思った」と笑顔を浮かべた。

 首位・巨人が敗れて、その差は0・5と縮まった。岩田は「一つ一つ勝っていくことが大事。自分たちの試合を頑張っていきたい」ときっぱり。今後激しさを増すV争いをしっかりと見据えていた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年8月20日のニュース