松井裕 感激23球 「ゲームで使った」ユーキリスが打席に

[ 2014年2月13日 06:25 ]

ブルペンで投球練習をする松井裕

 裕樹の視線の先には、オーラ全開の「ユーキ」がいた。楽天のドラフト1位・松井裕(桐光学園)が2日ぶりのブルペンで7球目を投げ終えた直後だ。「映像は見たことないけど、ゲームで使ったことがある」と、テレビゲームの中の存在だった超大物新助っ人のユーキリスが、目慣らしのために打席に入ってきた。

 「誰かが打席に入るとは聞いてたけど“まさか”でした。(ユーキリスを)意識しないように投げました。打者が入った方が投げやすいです」

 初めて打者が立った状況でのブルペン投球。50球投じたうち、8球目から30球目までメジャーの球宴出場3度、通算150本塁打を誇る強打者と「対戦」した。「迫力があった」と言うように、練習では味わうことができない緊張感の中、18歳は腕を振り続け、得意のスライダーも投げた。

 メジャーでは選球眼の良さから「四球のギリシャ神」とも呼ばれたユーキリスは、怪物左腕の片りんをすぐに感じた。直球の制球は乱れることが多かったが「非常にいい球を投げていたし、特にスライダーが良かった。何球か鋭く、切れのいい球があった」と評価。将来のエース候補に向けて「プロとしてどんどん吸収して、息の長い投手になってほしい」とエールも送った。

 沖縄・久米島キャンプ最終日の13日は初めてフリー打撃に登板する予定。沖縄本島に移動する15日以降も1軍に同行し、実戦登板の機会を待つ。「早く実戦で投げるレベルになるよう頑張るだけ。しっかりやりたいです」。ユーキリスのお墨付きも得て、松井裕は日々、成長を続けている。

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