鳥谷 金本氏に3割20本約束、新旧鉄人対談で“打撃の極意”トーク

[ 2014年2月13日 09:23 ]

鳥谷(右)と金本氏の新旧鉄人対談が実現

 新旧の鉄人対談が実現した。阪神の鳥谷敬内野手(32)が12日、スポニチ本紙評論家・金本知憲氏に今季にかける決意を語った。鳥谷は目下9年連続で全試合に出場。入団以来、第一線で活躍し続けている虎のキャプテンが、世界の鉄人に打率3割、20本塁打を約束した。

 金本 まだ第2クールが終わったところだけど、体の状態はどう。

 鳥谷 インフルエンザも治りました。(西岡)剛の肘が心配ですけど、あとは順調に来ていると思うので、このままキャンプが進んで行ってくれればと思います。

 金本 9年連続で全試合に出場しているよな。フルイニング出場にこだわるようになった理由は何かあるの?

 鳥谷 一番は、僕を見に来てくれている人に対して(試合途中で)交代するというのは失礼だと思いますし。1回しか見に来られない方もいらっしゃるのでね。また、代わりの人が出るということは他の人にチャンスを与えることになるので。他の人にチャンスを与えないという意味でも自分が出続けたいんです。

 金本 そういう思いは、いつ頃からあった?

 鳥谷 金本さんの影響は本当に大きいです。最初に思ったことは“金本さんは僕より年齢も上ですし、金本さんができるなら自分もできる”と言い聞かせてやっていた感じです。だんだん試合に出続けるにつれて、試合に出続けることがどれだけ大変なのかもわかりましたし、そのためにはいろいろ準備もしないといけないと思いました。

 金本 オレは試合に出続けることが当然と思っていた。当たり前になってきたんよ。

 鳥谷 出続けることは自分にとってモチベーションになりますし、それはずっと続けるべきだと思いました。僕は、金本さんが骨折しながらも片手でヒットを打ったのを見たときは本当に衝撃的でした。その状況になっても、ただ試合に出るだけじゃなくて、数字も残されていましたし。打席に立っている姿を見てすごいと感じました。本当のプロだと。

 金本 試合に出続けることは、経験しないとわからない。経験していない選手はすぐに休むしね。最近の選手は“よく休む”とか思わないか。

 鳥谷 いや、インフルエンザで休んだときは、たまにはいいなと思いましたけどね。みんなが練習しているときに休んでいるとか、たまにはいいなと思いました(笑い)

 金本 今シーズンを前にして、トリに打撃の注文があるんよ。長打は打ちたいの?

 鳥谷 打ちたいです。

 金本 なぜ打てないか? 理解している?

 鳥谷 はい。しています。

 金本 それを気付いた? 長打を打つために、どういうことに取り組んでいるのか?

 鳥谷 下半身でしっかり回転することを意識して練習しています。

 金本 踏み込みは悪くないと思う。軸もあるし。ただ、重心が少し浮いた状態で回っている。一番に思うのは腰の位置。ドンと腰が石臼みたいに乗っていない。だからバットの芯に当たっても打球の角度がつかない。重い打球がいかない。回転を意識することはいいけど、下半身に座りがない。あとはヘッドの軌道を左翼とか、中堅に向ける。これだけの身体能力があるのに、トリの本塁打数はアウトだ!。

 鳥谷 はい…。

 金本 体重も、筋力的にも、背丈もほぼオレと一緒なのに、なぜ本塁打数に、これだけの違いがあるのか。それは打ち方が原因。もう一つの注文は、見逃し三振が多い。もっと積極性を出してほしい。もったいない。じゃ、今年は20本塁打な。打たんかったらどうする?

 鳥谷 (食事を)ごちそうします。

 金本 人生で初めてオレにごちそうするか。

 鳥谷 はい! じゃ、打ったら僕に何をしてくれますか?

 金本 考えとくわ(笑い)。打率は3割やで。3割20本! 甲子園で20本打ったらすごいからな。約束やぞ!

 鳥谷 はい! 約束です。頑張ります。

 ▽鳥谷の鉄人記録 プロ1年目の04年9月9日ヤクルト戦から連続試合出場記録を継続中で、1322試合は衣笠(広)の2215、金本(神)の1766に次ぐ歴代3位。12年からは2年連続の全試合フルイニング出場。3年連続なら、遊撃手では2リーグ制以降初の快挙となる。

 ▽鳥谷の打率、本塁打 打率3割到達は10年(.301)、11年(.300)の2度。20本塁打以上は09年の20本があるが、同年の打率は.288。打率.301だった10年には19本塁打をマークしている。

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