ヘルマン&糸井 足で得点力アップ リーグワーストから台風の目に

[ 2014年2月13日 05:30 ]

オリックスのヘルマン

オリックス紅白戦 紅組1―0白組

(2月12日 宮古島)
 オリックス紅白戦で、紅白の1番に入ったヘルマンと糸井がそれぞれ快音を響かせた。

 ヘルマンは初回に左翼線二塁打で出塁し、1死三塁から鉄平の犠飛で生還。この日の唯一の得点となり、持ち味を発揮した。糸井も初回に強烈なライナーでの右前打。ともに紅白戦初出場ながらも順調な調整ぶりに、目尻を下げたのが森脇監督だった。

 2人を1番候補と描いており、「ヘルマンも(糸井)嘉男も、出塁率と打率が計算できる。昔(ソフトバンク時代に)川崎、本多で100盗塁というのがあったが、2人とも盗塁50はクリアしてほしい」と大台突破指令。無死から出塁すれば走らせることを明言し、「最も得点の可能性が高い1死三塁をつくりたい」と戦略を口にした。

 100盗塁指令に、糸井は「多いに越したことはないので目標に頑張る」と話し、ヘルマンも「オープン戦に出たらどんどん走って、盗塁の感覚を確かめたい」と意欲的。昨年はチーム総得点が513点でリーグワーストだったが、自慢の快足コンビでかき回し、今年こそ台風の目になる。

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2014年2月13日のニュース