マー君 宿敵Rソックス倒す 独特の雰囲気、殺気「楽しみ」

[ 2014年2月13日 05:30 ]

入団会見で記者の質問に笑顔で答える田中。左奥はキャッシュマンGM

 楽天から新ポスティング・システムでヤンキースに移籍した田中将大投手(25)が11日(日本時間12日)、ヤンキースタジアムで入団会見に臨んだ。伝統のピンストライプのユニホームに袖を通した右腕は、昨季世界一でヤ軍の宿命のライバル・レッドソックスとの対戦に早くも意欲を見せた。会見後は、15日(同16日)のキャンプインに備え、キャンプ地のフロリダ州タンパに入った。

 エルズベリー、ベルトランら、大物選手が新加入した今オフのヤンキースにあって、初めて入団会見で使用されたヤンキースタジアム内のVIP用ラウンジ「レジェンズ・クラブ」。約300人の報道陣を前にして、田中が強い視線を返した。

 「金額はヤンキースに評価していただいた数字。そこにプレッシャーを感じる必要はない。失敗することばかりにとらわれないで、成功して歓声を送られることを僕はイメージしている」

 7年総額1億5500万ドル(約159億6500万円)の大型契約。見合った活躍ができなければ、厳しい目を持つニューヨークのメディア、ファンから容赦ないバッシングが浴びせられることになる。その「覚悟」を問われての田中の発言だった。さらに「ニューヨークは厳しいところだと聞いているが、そこで自分の力を出し切りたい。目標はワールドシリーズで勝つこと」と続けた。

 会見に同席したジョー・ジラルディ監督は「世界一になるための重要なピースがそろった。彼はピンチになるとギアを上げることができる。天性の闘争心。成功するためには欠かせないものだ」と話した。強豪ひしめくア・リーグ東地区。しかも、昨季は同地区で宿敵のレッドソックスが世界一に輝いた。「打倒・レ軍」には田中が必要だった。

 両軍による「伝統の一戦」では独特の雰囲気、殺気が漂う。それもプレッシャーと捉えないのが田中の強みだ。「日本で見ていてテレビを通じても盛り上がりは分かりますし、実際マウンドに立ってどういう感じなのか楽しみ」。ヤ軍は先発3番手と期待しており、順番通りなら今季3度目の登板となる4月13日(日本時間14日)に本拠地で対戦が実現する。黒田、ダルビッシュら、日本人の先発投手は軒並み結果を残せていないレ軍戦も、望むところだ。

 会見の第一声は英語。「ハロー!マイネーム・イズ・マサヒロ・タナカ。アイム・ベリー・ハッピー・トゥービー・ア・ヤンキー(ヤンキースの一員になることができて、とてもうれしい)」と笑顔で声を張り上げ、拍手を浴びた。英語でのスピーチについては「この地で野球をするからには少しでも話した方がいいかな」と照れた。

 会見後は、ニュージャージー州にあるプライベートジェット専用空港に移動。渡米の際と同様、自腹のチャーター機による3時間のフライトを経て、キャンプ地のタンパに入った。「(楽天に入団した)7年後に、まさかここに立っているとは思わなかった」。7年契約で入団した名門球団で、新たな歴史を紡ぐ。

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