体力測定3項目で大瀬良トップ 1億円ハイテク機器で計測

[ 2014年1月14日 05:30 ]

体に47個のマーカーをつけ、動作解析を受ける広島・大瀬良

 ルーキーに強力な“援軍”だ。広島の新人5選手が13日、広島市南区の広島大学病院で体力測定に臨み、ドラフト1位・大瀬良大地投手(22=九州共立大)が3項目で最高の数値をはじき出した。この中では球団初の試みとして、最新鋭の動作解析装置で個々のフォームを細かくチェック。パフォーマンス向上につながるハイテク機器に、即戦力右腕は「参考にしたい」と目を輝かせた。

 ドラフト1位の看板はダテじゃない。この日、測定結果が公表された5項目のうち、脚力、跳躍力、体のトータルバランスを示すフィットネススコア…の3項目で、大瀬良が最高数値をはじき出した。右腕は苦笑いだ。

 「これからの目安になる。測定してもらうまで自信がなくて、平凡な数字を残せたら…と思っていたんですけどね」

 昨年9月、中四国で初の「スポーツ医科学センター」が広島大学病院に新設されたのに伴い、同所で初めて実施されたカープ新人の体力測定。この日は、約1億円を投じて導入された最新鋭のハイテク機器によるルーキーの動作分析も、新しい試みとして行われた。

 2台のハイスピードカメラと、17台の専用カメラを使う3次元動作解析装置がそれ。病院関係者によると、「全国に数台しかない」優れもので、体につけたマーカーをカメラが感知することで、投球や打撃の際の動きを細かく解析できる。

 大瀬良は興味津々だ。47個のマーカーを体につけてシャドーピッチングを繰り返し、「動作解析を受けたのは初。スゴいですね。自分の映像を見る機会はなかったし、より詳しい映像でフォームを見ることができたのはよかった」と語った。

 体の左右でバランス差はないか。効率よく動かされているか。加えて、スポーツ医科学センターの雁瀬明(がんせめい)氏(33)は「調子がいい時と崩した時の比較ができる」と強調。例えば、関節の開き具合などは1度単位でわかるだけに、映像を比較することで低迷脱出のキッカケにもなり得る。

 「調子が悪い時は力んで左肩の開きが早くなるし、左膝も早く開き、うまく力を出し切れないまま投げてしまう。自分の感覚に頼ってきたけど、(好調時の姿を)思い出せない部分があった。不調に陥った際には、参考にしたいですね」

 数値をただ測るだけでなく、今後への問題提起と助言を併せて受けられるのが、同病院で体力測定を実施するメリット。最新機器もある。パフォーマンス発揮へ、高い身体能力を示した即戦力右腕にとっては、強力な援軍になりそうだ。

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