東大生の兄に負けん!ハムドラ1渡辺“最高峰”でトリプル3を

[ 2014年1月14日 11:23 ]

新人合同自主トレでダッシュする渡辺

 【日本ハム1位 渡辺諒内野手】胸囲100センチ、太腿回りは60センチ。高校通算39本塁打の渡辺に「線の細さ」はない。新人合同自主トレが始まると同時に、打撃フォームの改造に着手。テークバックするのではなく、バットを後ろに引いたまま、そこから振り抜く。「プロの球は速いし、差し込まれないようにしたい」。トップから最短距離でバットを出し、プロの速球に対応する狙いだ。

 4歳上の兄・拓也さん(22)は、東大工学部マテリアル工学科3年生。次世代自動車や建築物の新素材の研究などにいそしみ、卒業後は大学院に進学する夢を描いている。つまり、渡辺家は東大生とプロ野球選手を出したことになる。母・文子さん(46)は息子たちの教育について「私自身は勉強が大嫌い。“勉強しなさい”とは言わず、学校の提出物を期限内に出すとか“当たり前のことを当たり前にやりなさい”と言ってきただけ」と言う。

 渡辺が野球を始めたのは小学1年。地元少年野球チーム「土浦サニーズ」に所属した兄の後を追って入団した。しかし、兄は地元公立中学で軟式野球部に入部後、中学2年で「スポーツに向いていない。塾に通いたい」と母に申し出た。高校ではクラブに所属することなく、勉強に没頭したという。対照的な兄弟だが、共通するのは負けず嫌い。拓也さんも「トランプでもゲームでも、(弟は)自分が勝つまで絶対にやめないんです」と振り返る。

 50メートル6秒1の俊足に加え、遠投105メートルの強肩。最高学府に進んだ兄に負けじと、野球の最高峰に飛び込んだ渡辺は、将来の目標にトリプルスリーを掲げる。ドラフトでは外れの外れの外れ1位だったが、「大当たり」の可能性を秘める大型内野手だ。

 ◆渡辺 諒(わたなべ・りょう)1995年(平7)4月30日、茨城県生まれの18歳。土浦三中では竜ケ崎リトルシニアに所属し、3年時に遊撃手として全国大会出場。一方で、陸上部にも所属し、3年時に100メートル走で県大会2位となる11秒4。東海大甲府では1年夏から4番でレギュラー。2年夏の甲子園では1番打者として4強入りに貢献した。主将を務めた昨夏は投手にも挑戦し、最速146キロ。18UW杯日本代表。1メートル78、80キロ。右投げ右打ち。

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