ヤクルト、バレンティン逮捕で事実確認を継続

[ 2014年1月14日 19:21 ]

12年6月8日、試合後に娘を抱き、笑顔を見せていたバレンティン、カーラ夫人だが…

 米捜査当局は妻に対する監禁と暴行の疑いで、昨季のプロ野球でシーズン最多本塁打記録を更新したヤクルトの外野手、ウラディミール・バレンティン容疑者(29)を逮捕した。13日、AP通信が報じた。ヤクルトは14日、代理人の顧問弁護士が接見して保釈申請したことを明らかにした。受理されれば一両日中にも釈放される見通し。球団は引き続き事実関係の確認に努める。

 警察の記録によると、同容疑者は12日に米マイアミ近郊で妻カーラさんを訪問したが、入室を断られたため窓から侵入した。逃げるカーラさんの腕をつかみ、寝室の鍵をかけて監禁した。カーラさんの弁護士によると、夫婦は結婚して約6年で離婚を話し合っている。

 球団が代理人から得た情報によると、同容疑者は米国にある妻カーラさんの住む家の外で話していたが、人目を気にして家の中に入ることを提案した。腕を引っ張って誘導した行為が暴行などと受け取られたのではないかと同容疑者が説明したという。衣笠剛球団社長は処分の有無について、まだ検討する段階ではないとした。

 オランダ領キュラソー出身のバレンティン容疑者は、2011年にヤクルトに入団。昨季は60本塁打を放ち、王貞治(巨人)らの持つシーズン55本塁打のプロ野球記録を49年ぶりに更新した。

 過去の外国人選手のトラブルでは12年末、楽天への入団が決まったアンドリュー・ジョーンズ外野手が夫人への暴行容疑で逮捕された例がある。

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2014年1月14日のニュース