宮本氏 ヤクルト再建へ4時間熱血指導「普通ならまた最下位 悔しい気持ちを」

[ 2014年1月14日 06:49 ]

愛媛・松山での自主トレを訪れた宮本氏(左)は山田に助言

 昨季限りで現役を引退した宮本慎也氏(43)が13日、ヤクルトの若手8人が自主トレを行っている愛媛・松山中央公園を訪問。昨季最下位に終わったチーム再建へ、約4時間の熱血指導を施した。

 「気合が足りん!」「腰が高い。もっと前かがみで!!」「もっと(球に)顔を近づけろ!!!」

 自らバットを握り、ノックの雨を降らせた後は、内野手6人に対して手投げでゴロ捕球の特訓。4年目・山田、2年目・谷内(やち)に無駄のない動きを説明しつつ、時には語気を強める。小川監督が「周りを客観的に見て、自分にも周りにも厳しくできる」と評する指導力を惜しみなく発揮した。

 引退して迎えた初めてのオフ。「楽しい。もう練習しなくていいので」とゴルフをしたり新生活を満喫していたが、やはり「野球人」の血が騒ぐ。「筋肉はかなり落ちた。もう肩が回らない」と言いながら、野手8人の打撃投手を務め、計900球以上を投げた。その99%がストライク。名手の正確なスローイングは健在だった。

 既に衣笠剛球団社長から近い将来の監督候補に指名され、自身も指導者としての古巣復帰を目標に掲げる。後輩が気になるのは当然だ。「よく練習しているのは分かる。ただ、頭と体(の動き)が一致していない選手には少し話をした」と振り返った。

 チームの浮上には後継者となる正遊撃手の台頭が不可欠。その筆頭候補には谷内を指名した。「練習から考えてやっている。チャンスはある」。捕球後の足の運びについてアドバイスされた谷内は「捕る瞬間に動きが止まってしまっていた。弱点が分かったし、納得しながら練習できて凄く良かった」と充実の表情を浮かべた。

 「普通にやったら、また最下位。悔しい気持ちを持ち続けるのが大事。何とか上位に食らいついてほしい」と宮本氏。第二の野球人生はもう始まっている。

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