斎藤 ローテ入りへ大谷に勝つ!背水早大トリオ自主トレ

[ 2014年1月14日 05:30 ]

活躍を誓い、笑顔で手を合わせる(左から)広島・福井、日本ハム・斎藤、西武・大石

 大谷覚悟!右肩痛からの復活を目指す日本ハム・斎藤佑樹投手(25)が13日、2010年ドラフト1位でともに早大からプロ入りした西武・大石達也投手(25)、広島・福井優也投手(25)と横浜市内で合同自主トレを行った。沖縄・名護キャンプ中の2月8日の紅白戦で大谷翔平投手(19)と先発で投げ合うことを通達されている斎藤は、開幕ローテーションに生き残るため大谷に投げ勝つことに集中。自身最速調整で4年目のシーズンへ臨む。

 大学日本一に輝いた10年秋以来の「早大三羽ガラス」の再結成。プロ入り後はもちろん、初めての合同自主トレ。ただ、今の斎藤には懐かしんでいる余裕はなかった。

 「“早稲田の3人はもう終わったな”とか“あの3人は何やってるんだ”と、耳にたこができるぐらいどこでも言われてきた。悔しいし、何とか期待に応えたい思いは強い」

 10年ドラフト会議で史上初めて、同一大学から斎藤、大石、福井と3投手が1位指名を受けた。しかし、3年目の昨季は3人ともにもがき苦しみ、かつての「ドラ1トリオ」も「0勝トリオ」で終わった。

 ただ、「今年は手応えを感じている。肩はもう出来上がっています」と表情は明るい。昨年のこの時季は、右肩関節唇損傷からのリハビリでボールをまともに投げられない状態だった。今年は違う。すでに5日には故郷・群馬で早大(ソフトボール部)の後輩、大嶋を相手にブルペンで50球を投げ込み、打撃投手も務めた。この日も約70メートルの遠投で力強い球を放った。プロ入り最速の仕上がり。視線の先にあるのは後輩・大谷との投げ合いだ。

 昨秋キャンプ打ち上げ前日の11月11日に、栗山監督から2月8日の紅白戦での先発を言い渡された。相手チーム先発は大谷。完全復活に懸ける斎藤に刺激を与えることが指揮官の狙いだ。開幕ローテーション入りが確約されている19歳の大谷に対して、昨季わずか1試合の登板に終わった斎藤は吉川、武田勝、メンドーサ、大谷に次ぐ5、6番手の先発の座を木佐貫、石井らと争う構図。結果を残さないことには先発ローテーションに入れない状況に、「2月8日から逆算して(調整して)います。紅白戦では真っすぐを試すとかではなく、変化球とか全部投げて抑えていかなくてはいけない。自分にプレッシャーをかけている」。斎藤の頭にあるのは、大谷との投げ合いに勝つことだけだ。

 「大石、福井と3人でまた再スタートという感じ。3人とも目指す方向は一緒だし、大事な年。この自主トレを機に今年活躍したい」。厳しい立場に置かれていることは百も承知。いばらの道の先にある真っさらなマウンドを目指して、斎藤が2・8に全てを懸ける。

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