福留 異業種合同トレで復活宣言「全試合出られるように」

[ 2014年1月14日 05:30 ]

ハワイ自主トレで穏やかな表情で取材に応じる阪神・福留

 阪神・福留孝介外野手(36)が12日(日本時間13日)、ハワイでの自主トレを公開した。移籍1年目の昨季は左膝を手術するなど、63試合出場で打率・198と期待を裏切る形になった。バットを持たずに訪れた常夏の島では、ロンドン五輪陸上400メートルリレー第4走の飯塚翔太(22=中大)らと初体験の異種目合同トレーニングに取り組み、体力強化に励む日々。右翼の定位置を若手に譲るつもりはなく、今季は全試合出場で完全復活すると誓った。

 痛いほど照りつける太陽の下、真っ黒に日焼けした顔で、福留は言い切った。11年ドラフト1位で台頭が待たれる伊藤隼や、昨秋からアピールが著しい来季2年目の緒方ら若手に、まだまだ右翼の定位置を明け渡すつもりはない、と。

 「人のことよりはまず、自分のこと。ケガをしない。それが大前提。でも万全にやれて、(次期右翼手候補として)名前の出ている選手に負けるっていうのはよくないだろうし、負けないようにがんばります」

 虎2年目の逆襲へ、初めての異種目合同トレーニングで体をいじめ抜いている。「体ができないことにはバット振っても、形にならない」。6日、バットを持たずにホノルル空港に降り立ったのが、決意の表れ。技術トレーニングに入るのは今月中旬の帰国後だ。

 今回は選手のパフォーマンスを支援するドーム社の合同トレーニングに初参加。「走る専門の人もいるし、いろんな話をしていて、勉強というかおもしろい」。ロンドン五輪の陸上400メートルリレーで5位入賞した飯塚やJリーグ・柏のDF鈴木大輔、球界からもオリックス・金子、ヤクルト・館山らが集結する中、一緒にビーチを走り込むなど刺激を受けながら、過酷なメニューをこなす。

 昨年5月に手術した左膝も快調のようだ。この日は400メートルを2本、200メートルを4本、100メートルを6本、50メートルを8本走る内容。まさに、自分自身を追い込んだ。合同トレに帯同するドームアスリートハウスの友岡和彦トレーナーも「走れている。速いですね。ずっと(厳しいトレーニングを)やってきた体。手を抜かない」と目を細める。

 移籍1年目の昨季は5月8日に左膝痛で戦線離脱。手術を経て8月に1軍復帰した後も、ふくらはぎなどに故障が相次いだ。打率・198、6本塁打、31打点は、かつてのタイトルホルダーにはあまりにも寂しい数字。だからこそ、03年の中日時代以来、11シーズンぶりに全試合に出場する意気込みで汗を流す。

 「(全試合)出られるように頑張れば一番いい。野球選手はグラウンドに立って、プレーしてなんぼ。数字(打撃成績)より、まずゲームに出て、チームが勝つことにこだわっていきたい」

 大リーグ5年を含め、今季がプロ16年目。鍛え上げた肉体で、今季こそ神髄を証明する。

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