夏の甲子園開幕 「さわやかに、すがすがしくプレーを」

[ 2013年8月8日 10:39 ]

第95回全国高校野球選手権大会の開会式で、入場行進する箕島高の選手ら

 第95回全国高校野球選手権大会は8日、午前9時から兵庫県西宮市の甲子園球場で49代表校が参加して開会式を行った。今大会から準々決勝翌日に休養日が設けられ、15日間の熱戦が幕を開けた。

 真夏の晴天の中、4万人の観衆を集めた開会式では前回大会優勝校で史上7校目の夏の大会連覇を狙う大阪桐蔭高を先頭に、帯広大谷高(北北海道)から沖縄尚学高まで出場校が北から南の順で入場行進した。

 選手宣誓では帯広大谷高の杉浦大斗主将が「長い歴史の中でさまざまな困難を乗り越え、本当に多くの先輩方が夢、感動、勇気を与えてくれました」と思いをはせ、「高校生らしくさわやかに、すがすがしくプレーすることを誓います」とかみしめるように話した。

 東日本大震災で被害が深刻だった東北3県からは球児3人を招待。福島東高の今泉翔太選手が開会式で先導役を堂々と務め、始球式では宮古北高(岩手)の山本将大投手が石巻商高(宮城)の今野克哉捕手に白球を投じた。球は今野捕手の頭上を越えたが、温かい拍手が送られた。

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