バースデー2発&2点打で大勝けん引 森友「18年間で最高の1日」

[ 2013年8月8日 15:34 ]

<大阪桐蔭・日本文理>4回2死、森友は右越えに2打席となるソロ本塁打を放つ

第95回全国高校野球選手権大会1回戦 大阪桐蔭10―2日本文理

(8月8日 甲子園)
 昨年はエース藤浪(現阪神)の女房役として春夏連覇に貢献した大阪桐蔭の主将・森友がバットでけん引、史上7校目の夏連覇を目指すチームを大勝へと導いた。

 「立ち上がりは不安定な部分もあったけど、中盤からいい守り、いい攻めができていた。100点に近いできだったと思います」。お立ち台では主将らしく冷静に振り返った森友だが、大勝に自然と笑みがこぼれる。

 初回の第1打席で四球を選んでチャンスを広げると、2回には2死から左翼ポール際へ大会第1号となるソロ本塁打。さらに4回に右翼へ2打席連続アーチを放った。この日、18歳の誕生日を迎え「できれば1発いきたいな」と話していたが、1発どころか2発のバースデー弾でチームの勢いを加速させた。さらに5回には2死満塁から右前2点適時打。プロも注目するスラッガーは4打数3安打4打点の活躍でその存在感を示した。

 「正直2本とも入るとは思っていなかったのでビックリしました。(誕生日に2発打てて)18年間で1番最高の1日を過ごさせてもらいました」

 開会式では前年優勝校の主将として優勝旗を返還。「みんなで返しに来る目標は達成した。次の目標は日本一になって取り返すこと」と宣言した森友。連覇へ向け、まずは初戦を突破し「個々の能力では去年のチームに及ばないけど、粘りとか一体感では負けていないと思う。今日の勝利を次につなげていきたい」と意気込んでいた。

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