松井秀喜氏「記憶よみがえった」“あの夏以来”21年ぶり甲子園登場

[ 2013年8月8日 10:45 ]

第95回全国高校野球選手権大会の開会式を前に、ベンチからグラウンドを見詰める松井秀喜氏

 星稜高(石川)時代に甲子園で注目を集め、プロ野球巨人や米大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(39)が8日、甲子園球場を訪れ、全国高校野球選手権大会の開会式と箕島高(和歌山)―日川高(山梨)など3試合を観戦した。

 松井氏はこの日、今大会に出場する母校のユニホームをイメージして、黄色のネクタイと紺のブレザーを着用したといい「きょうは意識してみました」と笑顔を見せた。

 開会式では母校の選手を「OBの一人として誇らしい気持ちで見ていた」と話し、1979年夏に延長十八回の死闘を繰り広げた箕島高が行進したことには「在校のころも(その試合は)高校の誇りだった」と感慨深そうだった。

 同氏が甲子園に高校野球で足を踏み入れるのは、自身が出場した92年の夏以来、21年ぶり。印象深い試合に、1年生のときに初めて甲子園の土を踏んだ試合と、5打席連続で敬遠された最後の夏の明徳義塾高(高知)戦を挙げ、「当時の記憶がよみがえってきた。懐かしかった」と振り返った。

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