東浜 7者連続含む14K!最速143キロも打たせない直球

[ 2012年11月13日 06:00 ]

<亜大・福岡大>亜大・東浜は7者連続を含む14奪三振で完封勝利を挙げる

明治神宮野球大会準々決勝 亜大1―0福岡大

(11月12日 神宮)
 今秋ドラフトでソフトバンクから1位指名を受けた亜大・東浜巨(なお)投手(4年)が準々決勝の福岡大戦で7者連続を含む毎回の14奪三振をマーク。2安打完封で、チームをベスト4進出に導いた。また、DeNAから2位指名を受けた法大・三嶋一輝投手(4年)も、三重中京大戦で歴代4位タイ、自己最多の16奪三振で4安打完封。ドラフト指名選手の華麗なる奪三振ショーでの完封で、来年のプロ野球はますます楽しみになってきた。

 狙われていても打たせない。相手の直球狙いに対して、東浜はあえて直球勝負を挑み、三振の山を築いた。「一番合わない球を投げた方がいい。思った以上に切れていたし、打者も振り遅れていたので直球で押した」

 洞察力の勝利でもあった。指名打者制のリーグ戦では入ることのない打席で気付いた。「真っすぐが(球場のスピードガンの)計測以上に速く感じる」。さらに点灯試合になったため、自分の速球がより武器になると考えて、直球を軸に投球を組み立てた。さらにストライクゾーンが広い審判の特徴も生かして外角勝負。初回途中から大会記録にあと1と迫る7連続三振。6回1死で初安打を許しても崩れなかった。視察したソフトバンク・永山勝スカウト部長は「直球でボール1個分の出し入れができる。来年からすぐにローテーション争いに入っていける」とあらためて高い期待を示した。

 昨秋は右肘痛で、明治神宮大会は登板しないまま、チームも初戦敗退。現在でも最速152キロの球速は戻っていない。この日の最速も143キロ。ただ、東浜本人は「今の感覚は(自己最速を記録した)大学3年の時に近い」という。

 東浜は球持ちがよく、リリースポイントをより打者側とするフォームを理想とする。今春リーグ戦後には直球のみで連日200球の投げ込みを行って回転のいい直球を追求。球速より球質にこだわったことで、生田勉監督が「球速よりも打者の手元でぴっときてる」という最高の球質が完成しつつある。

 13日の準決勝・桐蔭横浜大戦は3年生右腕・九里が先発。東浜はブルペン待機となるが、「泣いても笑ってもこの大会が最後。自分にとってもチームにとっても悔いが残らないよう投げるつもりでいく」と目に力をみなぎらせた。

 ▼亜大・藤岡(4回に決勝二塁打)来た球を思い切って行く気持ちだった。いいところに飛んでくれた。

 ▼福岡大・樋口修二監督 外角にストライクゾーンが広く、打者は追いかけてしまった。そこに投げられる東浜は凄い投手。

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