宮国 プロ初失点も直球グイグイ!開幕ローテにまた前進

[ 2012年3月8日 06:00 ]

<オープン戦 広・巨>3回を投げ終え、笑顔でベンチに戻る宮国

オープン戦 巨人4-4広島

(3月7日 倉敷)
 悔しさを胸に刻むように打球の行方を見送った。初回2死。松山への3球目、巨人・宮国が投じた138キロ直球はやや高めに入った。右翼席前列に飛び込むソロアーチ。「気持ちの部分で負けた。少し置きにいった部分があって球威がなかった」と唇をかんだ。昨季イースタン・リーグでも浴びなかった一発。2年目で自身初の「プロの洗礼」に反省ばかりが口をついた。

 ただし、このまま崩れないのが宮国の強さだ。迎えた4番・栗原を三ゴロ。栗原とは4回にも対戦し、スライダーで空振り三振を奪ってみせた。4回を3安打1失点。終わってみれば、見事なコイ料理だった。「初回の1点に悔いが残る。初回をなくせば、後は自分の投球ができた」。そう振り返る19歳右腕に対し、川口投手総合コーチは「本塁打を打たれた次の回の先頭打者にも落ち着いていた。19歳らしくない」と目を丸くした。

 今季4度目の実戦、8イニング目での初失点…。それが逆に、その後の堂々たる姿を際立たせた。前回2月27日の韓国SKとの練習試合(沖縄セルラー)後、遠投調整でフォームを再確認。体を大きく使う意識を染み込ませた。試合前には阿部と「真っすぐで押していこう」と打ち合わせをした。失点にも気後れすることなく、直球を主体とした力強い投球を披露した。

 「前回よりも安定感があった。また一段、上に上がったかなと思います」。成長ぶりに原監督も目を細めた。次回は13日の教育リーグ・西武戦(ジャイアンツ球場)に登板。70~80球をメドにスタミナ面を強化する。内海、杉内、沢村、ホールトンの4本柱に加え、東野の先発ローテーション入りも確実。残された席は1つ。その筆頭は宮国だ。

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