“地元市民”も東北ナインにエール「兵庫の高校より…」

[ 2011年3月25日 16:52 ]

 東日本大震災の被害を受けた東北高(宮城)は25日、選抜高校野球大会の大垣日大(岐阜)戦に向け、前日に続き兵庫県西宮市内の球場で練習した。走者を置いての挟殺プレーなど実戦を想定した守備をメーンに約2時間。副主将の小川裕人遊撃手は「体の調子も上がってきた。早く試合をやりたいという気持ちになってきた」と話した。

 練習中には近所の卓球仲間というグループが応援に訪れ、球場付近の風景が描かれた大きな水彩画が贈呈された。作者の西宮市の女性(74)は「ここ一帯は阪神大震災の時に仮設住宅だった。経験しているから気持ちが分かる。兵庫の高校より応援してる」と話した。

続きを表示

2011年3月25日のニュース