アレレ?阪神 トリプルKで逆転負け…

[ 2011年3月25日 06:00 ]

<広・神>阪神の久保田は1イニングを無失点に抑える

練習試合 阪神1―2広島

(3月24日 マツダスタジアム)
 阪神は24日、マツダスタジアムで広島と実戦形式の合同練習を行った。4月12日開幕の相手となった広島に対し、1点リードの6回から久保田、小林宏、藤川が1イニングずつ登板。盤石リレーで逃げ切りを図ったが小林宏、藤川が失点して継投に失敗した。

 結果など気にする段階ではない。今は開幕に向けての調整段階。それでも、鉄壁リレーが崩れればやはり気になる。1点リードの6回から今春4度目のKKK揃い踏みとなったが、まさかの逆転負けを喫した。

 先制点を奪った直後の6回の守り。マウンドに上がったのは久保田だった。先頭の梵、そして東出を中飛に打ち取り簡単に2死を奪うと、最後は広瀬を空振り三振。「この球場で投げるのは今年初めてだったので色々確認することがあった。その中で抑えられたのはよかった」。勝利への流れをつくり、次なる「K」へとバトンを託した。

 しかし、7回から登板した小林宏がつかまってしまう。先頭のトレーシーを空振り三振に仕留めるも栗原、岩本に連打を浴び1死一、三塁。続く赤松に同点の中犠飛を許した。「きょう(の課題)はまっすぐです。シュート回転したのが全部打たれた」。後続を断ち最少失点にとどめたが、反省ばかりが口をついて出る。4月12日開幕へ「変わらず調整していくしかない」と話した。

 驚きの展開はさらに続いた。8回から登板した藤川が先頭の丸につかまった。プロ通算3安打で長打なしという伏兵が138キロ直球をとらえた打球は、何と右翼席へ。今春実戦では9日の楽天とのオープン戦(甲子園)に続く2本目のアーチ被弾で、逆転を許した。

 「高めに外そうと思ったんだけど、まだボールに力がないね。ただヒントのようなものを得られたのでやっていきたい。やることはできたので、しっかり合わせていきたい」。あくまで前向きに話した守護神。セ・パ同時開幕決定で、その相手はくしくもこの日と同じ広島になった。前しょう戦には敗れたが、借りは本番で返せばいい。

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2011年3月25日のニュース