地元で応援の水城生徒 大敗にも拍手「選手の頑張りで元気に」

[ 2011年3月25日 19:14 ]

第83回選抜高校野球1回戦 水城0―10光星学院

(3月25日)
 東日本大震災で被災した水城高校(水戸市)の多目的ホールには試合を映すスクリーンが用意され、生徒や教員ら約80人が応援に駆け付けた。結果は大敗だったが、「選手たちの頑張る姿を見て元気が出た」と、試合後は大きな拍手を送った。

 「ええぞ!」。出場選手のクラスメートという飯島捷さん(16)は、水城高校の投手がストライクを決める度に大きな声で叫び、応援のムードメーカー的存在に。「負けたのは悔しいけど、大変な時に選手は頑張っていた」と話した。

 水城高校は震災後から休校。地震や放射線の影響でグラウンドでの練習が制限され、全校応援もなくなった。サッカー部員の大原直樹さん(17)は「本当は応援に行きたかった」と残念そうだった。

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2011年3月25日のニュース