沢村 変化球で4K!4・12開幕へ「合わせるのがプロ」

[ 2011年3月25日 06:00 ]

<ヤ・巨>先発し、5回1失点の巨人・沢村

練習試合 巨人7―8ヤクルト

(3月24日 神宮球場)
 巨人のドラフト1位・沢村(中大)が練習試合のヤクルト戦(神宮)で5回2安打1失点。カーブ、スライダー、フォークと全ての変化球で4奪三振に「5回はバランスが悪かったけど、変化球で空振りが取れたのは良かった」と収穫を口にした。

 対外試合の登板は2日の西武戦(東京ドーム)以来22日ぶり。当初は12日のオリックス戦(京セラドーム)に登板予定が、前日の大震災で白紙になった。だが、調整が難しい状況でも「ブルペンで打者に立ってもらって、(実戦に)近い状態でこう投げたらこうなると考えていた」と工夫を怠らなかった。この日は直球が最速154キロを計測も3四球。制球がばらついたが力一辺倒ではなく、変化球を要所で決めて試合をつくった。

 23日には東京ドーム前で被災者支援の募金活動に参加。何度も頭を下げ、「僕の持っていた募金箱の重さ以上に気持ちの重さを感じた」と話していた。開幕が4月12日に固まり再び調整法が変わるが、「東日本の状況は厳しい。決まった以上合わせるのがプロだと思う」。決意を口にした沢村に不安はない。

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2011年3月25日のニュース