稼頭央&岩村「黄金の三遊間」を初披露

[ 2010年12月15日 06:00 ]

「黄金の三遊間」を初披露する松井稼(右)と岩村

 楽天版「AKB」(Akinori Kazuo Brothers)こと、松井稼頭央内野手(35)と岩村明憲内野手(31)が、「黄金の三遊間」を初披露した。

 神宮球場の室内練習場で14日に合同練習を行い、練習中盤にはそれぞれの守備位置へ。岩村の恩師である中西太氏がノックバットを握り、約15分間、鋭い打球を右へ左へ放った。

 松井稼「本当に練習になったし、いい勉強にもなった」

 岩村「横に稼頭央さんがいて、非常にいい時間になった」

 02年の日米野球以来、約8年ぶりの合体。メジャーではそれぞれ二塁が主な守備位置だったが、ともにブランクは感じさせなかった。三遊間深い位置のゴロを松井稼が逆シングルで難なく処理すれば、岩村も三塁への緩いゴロに対し、素早く突進して素手で捕球してのベアハンドスロー。軽快な動きに中西太氏も「稼頭央も岩村も動きが良かった。見ていて楽しい」と太鼓判を押した。

 それでも2人の求めるレベルはまだはるか上だ。目指すはゴールデングラブ賞。松井稼は西武時代に4度、岩村はヤクルト時代に6度受賞している。岩村が「もちろん目指してやりますよ。最終的にそうなればいい」と話せば、松井稼も「(周囲の期待に)応えられるよう頑張りますよ」。2人合わせて日米通算3534安打と実績十分のベテランが、仙台に新旋風を巻き起こす準備を整えている。

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2010年12月15日のニュース